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エアコンは隠蔽配管で取り付けたい、というご要望 2

その名の通り、隠蔽配管は「配管を天井裏や壁裏、床下などに通し、見えなくする」配管方法です。
一般的には、新築時に壁や床を仕上げる前に配管しますので、
既築のお宅で隠蔽配管することは、壁や床などを解体しない限り、難しいと言わざるを得ません。

この度のお客様は、中古で購入した新居に備わっているフローリングも壁紙も気に入らず、
リフォームすることに決めていられたので、隠蔽配管で容易に施工が可能となりました。


左上に冷媒管とドレン管が来ていたことがわかります。
右側の壁に隠蔽配管でエアコンを取付けます
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配管する部分を開口しましたが、収納の裏側がきており配管スペースがありません…
エアコンは隠蔽配管で取り付けたい、というご要望 2_e0207151_15304384.jpg

そこで、配管部分を確保できるように、壁をフカすことにしました
※フカす⇒壁を新しく手前側に造作し、配管スペースを確保する事
エアコンは隠蔽配管で取り付けたい、というご要望 2_e0207151_15332533.jpg

ドレン管を途中で切断、付け加えて方向転換しています。
この時、勾配をしっかり取らないとドレン排水が流れなくなってしまいます…
エアコンは隠蔽配管で取り付けたい、というご要望 2_e0207151_1535547.jpg

エアコンは隠蔽配管で取り付けたい、というご要望 2_e0207151_15351527.jpg

エアコンは隠蔽配管で取り付けたい、というご要望 2_e0207151_15352584.jpg

ドレン管の保温もしっかり行っています
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冷媒管再利用不可のエアコンでしたので、新規に配管しました。
(三菱、ダイキンは冷媒管再利用可能)
床下地が床スラブに固定されておらず、下地を容易に動かすことができましたが
固定されていたら、大変な施工でした… こればかりは、解体してみないとわかりません!
また、今回は2室マルチからセパレート(室内電源)に変更のため、
室内機取付位置にコンセントの増設が必要です。
それぞれの位置に分電盤から新規にケーブルを配線しています
エアコンは隠蔽配管で取り付けたい、というご要望 2_e0207151_15361537.jpg

エアコンは隠蔽配管で取り付けたい、というご要望 2_e0207151_15381973.jpg

下の写真は、浴室に繋がっている給湯・給水の配管です
エアコンは隠蔽配管で取り付けたい、というご要望 2_e0207151_15411619.jpg

これらは隠蔽で配管するのに、なぜエアコンの冷媒管は隠蔽で配管しないのか?
この他、キッチンや洗面所に繋がっている給水配管や各部屋への電気ケーブルは、
よほどのことがない限り、途中で引き直さず使用し続けます。
隠蔽配管も同様で、よほどのことがない限り継続使用が可能です!


もう1か所のエアコン取付位置。この壁の裏は鉄骨の梁があるため配管スペースナシ、
先程と同様に、壁を「フカす」ことにしました
エアコンは隠蔽配管で取り付けたい、というご要望 2_e0207151_154339100.jpg

エアコンは隠蔽配管で取り付けたい、というご要望 2_e0207151_15434917.jpg

基本的に、エアコンは専用配線が必要。2台のセパレートエアコンですので、
2個のブレーカーが必要となり、それぞれ室内機横と配線しています。
これも床や壁が造作されれば、隠蔽になります
エアコンは隠蔽配管で取り付けたい、というご要望 2_e0207151_15461749.jpg


いかがでしょうか。次回は、エアコン取付から仕上がりまでをご説明いたします
by home-saving | 2013-07-24 15:51

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